とにかく選択肢が多いセブンイレブンのお惣菜コーナー。その中でも特に肉のエリアはかなりの激戦区になります。今回紹介するのはそのセブンの肉総菜、「焼きつくね」です!
こちらお値段税込み235円、メインの肉総菜としては安い部類でしょうか。肉総菜のなかでも特に種類が豊富なセブンのハンバーグシリーズ、そこにつくねまで参戦しているとは気が付きませんでした。
鶏のつくねとなると、栄養成分がハンバーグよりもヘルシーな可能性は十分にあります。今回はそちらの面でも期待がかかる商品です!
それとこの商品は「8/18購入の9/3賞味期限」。期限切れまでの猶予は2週間ちょっとでした、レトルト風商品でもないのにずいぶん持ちます。
本日は「直火で仕上げた焼きつくね」
まずは新品のほうを単体で見ていきましょう、レンジにかけてソースも準備していきます。なお「前置きはいいから賞味期限切れ見せてよ」という方は上の目次から "3.賞味期限が150日切れた焼きつくねを食べよう!" へお飛びください。
ふっくらとした小判型の焼きつくねが2個、容器の上部に詰められていました。焼き色もいい感じについており、見た目は申し分ありません。
ただ、容器の空きスペースが広すぎてフタを開けた瞬間悲しくなりました。ソースを入れるスペースがあるのは助かるんですが、もう少し容器を小さくした方が印象も良くなると思うんですけど……
それと小袋のソースはしょうゆ・水あめ・砂糖などが原材料の和風ソースです。ただつくねに対し量はそこまで多くないでしょうか、気を付けないと最後のほうで足りなくなってしまいそうな予感がします。
では実際に食べてみましょう…………うまい!肉汁がジューシーでおいしいです!肉の脂由来の旨みがよく出ています!
鶏肉にしてはかなりコッテリ……と思いましたが、原材料を見るとまさかの『豚肉』とあります。つくねという文字で勘違いしていましたが、この商品は豚肉料理でした。
添付のソースは甘めのフルーティなものを想像していましたが、実際はしょうゆ味が全面に押し出された甘さ控えめのしょっぱソースです。
このソースが甘い豚の脂とかなり相性が良く、残念ながらごはんにもよく合います。おそらく和風ハンバーグについてくるものと同じソースでしょうか。
そして特筆すべきはレンコンの存在です。小さいダイス状に切られたレンコンが結構入っており、
これがつくねにシャキシャキとした食感をプラス。ハンバーグとの最大の違いはこれですね、豚肉の重さもだいぶ軽減されます。
もちろん全体的にはコッテリした肉の塊なんですが、和風ソースとレンコンのおかげでそんなにクドさを感じません。値段もそんなに高くないですし、個人的満足度の高いお惣菜のひとつに追加されました!
栄養成分
- エネルギー:287kcal
- たんぱく質:17g
- 脂質:15.6g
- 炭水化物:19.9g(糖質19.6g・食物繊維0.3g)
- 食塩相当量:3.0g
カロリーもそれなりにありますが、それ以上に糖質がかなり高めです。間違いなくレンコンの影響ですね。
そもそも当初は鶏つくねを想定していたところ、実際に相まみえたのは豚つくね。脂質もかなり多いですし、今回はダイエットと縁のない商品になってしまいました。
賞味期限が150日切れた焼きつくねを食べよう!
今回検証する内容はこちら。「賞味期限が5ヶ月過ぎた焼きつくねは無事なのか?」です!
レトルト風の商品ならともかく、この手のタイプで5ヶ月切れはちょっとやりすぎだったかもしれません。まぁ単に開封を先延ばしにしてしまっただけなんですけどね。
それとひき肉料理での期限切れ最長記録が30日切れの鉄板焼きハンバーグです。そのときは「ジューシーさが減り歯ごたえも物足りなくなるが、味はおいしい」という結果でした。
その1ヶ月切れハンバーグから、今回でいきなり5ヶ月切れまで飛びます。おいしいおいしくない以前に、食べ物として成立しているのかどうかを気にするべきかもしれません……
見た目チェック
まずはビジュアルの比較から。双方をレンジにかけ、ソースも準備します。
こうして見ると、古いやつの方がよりしっかりと焼き色がついています。ただしこれは製造段階で生じた違いの可能性が高いかもしれません。
ただ、古い焼きつくねは水分がかなり多く染み出ていました。
この現象は30日切れ鉄板焼きハンバーグでも起きています、期限切れひき肉料理の宿命みたいなものでしょうか。
ちなみにこの汁を舐めてみたところ「豚肉の風味がついた塩水」といった感じです。一応書いておくとこの汁はこれ以上口にせず、流しに捨ててから和風ソースを入れてます。
においチェック
双方を嗅ぎ比べてみたところ、
- (新) 豚肉の香りメインの香ばしいつくね臭
- (古) つくね臭が弱くなっている、いかにもパサついてそう
といった違いが生じていました。ただし古いほうのつくねからも悪い匂いはしません、なので普通に食べられそうではあります。
味チェック
ではいよいよ味のほうを、ソース無しで確かめてみましょう…………案の定、ジューシーじゃなくなっています。それに加え脂の旨みが減っています、しかし豚肉本来の味はまあまあ残っていました。
ただし、中に入ったレンコンの食感はそのままです。「肉の食感がいまいちになったおかげで、レンコンのシャキシャキした食感がより強く味わえる」という点が唯一の救いですね。
しかし古いほうは水分がなくなった影響か、全体的に箸で切りづらくなっているのがやっかいでした。
それとソースはもちろん変化無しです。ソースをつければ劣化をごまかせるんじゃないかとも思いましたが、噛んでいるうちにやはり物足りなさが浮き彫りになってしまいます。
しかしそれでもまだまだ美味しい焼きつくねの範囲なので完食自体は余裕でした、お腹の調子も変わらずです(気づいてないだけ?)。今回みたいな5ヶ月切れはさすがにあれですけど、数日切れた程度ならば全く問題ないかと思われます。
まとめ
- セブンイレブンの「焼きつくね」は肉の旨味が強くてジューシー、和風のソースとの相性も抜群!
- 中に仕込まれた刻みレンコンの食感がいいアクセントに
- 使用されている肉は豚肉、鶏つくねではないので注意
- カロリーも糖質も高め、残念ながらダイエットには不向き
- 賞味期限5ヶ月切れの焼きつくね、つくね臭が弱くなりジューシー感も激減
- しかし味自体はまともなので美味しく食べられる、レンコンの食感も変わらずだった
この商品の点数は80点です!ダイエットめしとは程遠い商品でしたが、味は期待以上です。値段も悪くないほうだと思います。
個人的にはレンコン入りなのが特に嬉しい要素でした。もっとレンコン多めでもいいくらいです、それほど今回は印象に残りました。
ただひとつ注意すべき点として、何度も書いてますが豚つくねだということですね。パッケージだとそのあたりが分かりづらいので注意してください。
それと今回学んだのが「賞味期限5ヶ月切れ焼きつくねは肉汁が流れ出たような食感になるが、味はそこまで悪くなかった」ということです。今回は小袋のソースもあったので余計に食べやすかったですね。
以上セブンイレブン「直火で仕上げた焼きつくね」、普通のハンバーグは飽きたという方に強くおすすめしたい商品でした。ぜひお試しあれ!
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